歯周病
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歯周病とは
歯周病は、歯そのものではなく「歯のまわりの骨」が溶けていく病気です。日本人が歯を失う原因として、実は虫歯よりも歯周病の方が多いと言われています。
厄介なのは、初期段階ではほとんど自覚症状がないことです。歯ぐきが少し腫れている程度で痛みもなく、気づかないまま何年も過ごしてしまう方も少なくありません。そうして気づいたときには、歯を支えている骨がかなり失われていた、というケースも珍しくないのです。虫歯と違って「痛くなったら分かる」病気ではないからこそ、注意が必要です。
症状セルフチェック
以下のような症状に心当たりがある方は、歯周病が進行しているサインかもしれません。
- 歯ぐきが赤く腫れている
- 歯みがきのときに血が出る
- 口臭が気になるようになった
- 歯がぐらつく気がする
- 歯ぐきが下がってきた、歯が長く見える
- 硬いものを噛むと歯ぐきに違和感がある
当てはまる項目が多いほど、進行している可能性が高くなります。「1つだけだから大丈夫」と思わず、気になる症状がある時点で一度診せていただくことをおすすめします。
歯周病治療の流れ
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- 01歯周基本検査
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まずは現在の歯ぐきの状態を把握するところから始めます。歯ぐきの腫れや出血の有無、歯周ポケットの深さ、歯の揺れ具合などを専用の器具で一本一本調べていきます。この検査結果をもとに、どのくらい歯周病が進んでいるかを判断します。
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- 02スケーリング・SRP
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検査の結果に応じて、歯石や歯根の表面についた汚れを専用の器具で取り除いていきます。歯ぐきの上に見えている部分だけでなく、歯周ポケットの奥深く、歯根の表面にこびりついた汚れまで丁寧に除去する処置(SRP)を行うこともあります。症状の程度によっては、1回で終わらせず何度かに分けて処置を進めていきます。
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- 03再評価・メンテナンス
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処置がひと通り終わったら、歯ぐきの状態がどう変化したかを改めて検査します。改善が十分でない場合は、追加の処置をご相談させていただきます。状態が良好であれば、そこで終わりではなく、再発を防ぐための定期的なメンテナンスへと切り替えていきます。歯周病は「治して終わり」ではなく、「良い状態を保ち続ける」ことがゴールです。
歯周病と全身の健康の関係
歯周病は、お口の中だけの問題にとどまらないとも言われています。糖尿病をはじめとした生活習慣病との関連が指摘されることがあり、歯ぐきの炎症が全身に何らかの影響を及ぼす可能性が一般的に議論されています。
ただし、これらはあくまで「関連が指摘されている」という段階の話であり、歯周病になれば全身疾患につながる、といった断定的なものではありません。過度に不安になる必要はありませんが、お口の健康が体全体の健康ともつながっているという視点を持っていただけたらと思います。
治療後のメンテナンス
歯周病は、一度治療をして症状が落ち着いても、それで終わりというわけではありません。もともと再発しやすい病気であるため、治療後も継続的に様子を見ていくことがとても大切です。
毎日のセルフケアだけでは、どうしても取り切れない汚れが少しずつ溜まっていきます。それを定期的なメンテナンスでリセットし続けることで、せっかく良くなった状態を長く保つことができます。「治療して終わり」ではなく、「治療してからが本番」というくらいの気持ちで、無理のないペースで通っていただければと思います。